■JR九州会長 唐池 恒ニ氏 「感動仕事術」
人気豪華列車 「ななつ星」
唐池 恒ニ氏
唐池氏の経営哲学
「経営は、人に感動を与えるためにある」
「経営は、感動することからはじまる」
■手間と勉強の意味
あるミシュランの星付きレストランに行った時のこと。
こんな素材の組み合わせがあるのか、
こんな味付けがあるのかと、
料理のすばらしさに驚いただけでなく、
器の美しさや盛り付けの妙に、
わたくしは感動しました。
そこで、ふと思ったのです。
彼らのような一流シェフがここまで心血を注ぐのはなぜだろうか。
何を考えて料理を作っているのだろうか、と。
私はシェフに聞きました。
「あなたはひょっとしたら、
お客様を驚かしてやろうと思って料理しているのではないですか？」と。
するとその方は「その通りです。」と仰いました。
お客様を感動させる、驚かせることが一番の仕事の目的なのだ、と。
つまり、その目標の結果が、
素晴らしいお料理、ひいてはいい仕事になっていっているのです。
彼らはお客様が感動しないお料理は出しません。
そこで私は考えました。
仕事の目的とは、
人を感動させることではないかと。
そして、２つの手段が必要なのではないかと思いました。
１つは
ものすごく勉強するということ。
２つ目は
物凄く手間をかける、ということです。
そう、「これいいね」ってだけじゃ
伝わりきってない。
あっ！と驚くなにかをしないと
興味を持って捉えてもらえない。
ウチの服が生まれてくる
ONE by ONEのストーリーに
まずは驚いていただく。
そして、
手にとって「感動」してもらいたいんだ。
